\\文化祭で、かまパン販売//

食育

高校生にも食べてもらった新商品「じゃがいもとベーコンのフォカッチャ」
高校生にも食べてもらった新商品「じゃがいもとベーコンのフォカッチャ」
徳島市内の某高校に通う生徒さんから「文化祭でかまパンを販売したい」との連絡があり、ここ1ヶ月くらいやり取りしていました。

台風が近づいてくることを考慮して直前で文化祭が1日前倒し。生徒さんもさぞドギマギしたことでしょう。。かまパンの製造チームやスタッフらの協力のもと、当日はたくさんのパンとおやつが高校へ旅立ちました(おいしく完食したとのこと)。

文化祭当日、パンを受け取りに来てくれた生徒さん(右)と笹川

高校生への販売は初めてでしたが、企画した高校生たちとzoomミーティングを行い、笹川(パン職人)とメニュー・価格を決めるところから一緒に。今回限定のミニサイズ、店頭には出ていないフォカッチャなど、高校生の気持ちに寄り添って臨機応変に対応するメンバーの存在をとても心強く感じたのは言うまでもなく。「できる方法」を考えていく笹川のリードでどんどん動いていったのです。
新型コロナの感染拡大防止の観点から、文化祭は非公開だったそう。手づくりの食品を販売することもできず、だから既製品を仕入れて販売する方法をとったのだと。
あとで生徒さんから送られてきた写真を見ると、教室の雰囲気は魔女の宅急便のぐーちょきぱん(クラスのテーマだったそう)。高校生のエネルギーを感じて元気が出ました。

当日の販売の様子(撮影:生徒さん)

生徒さんからは、パンやマフィンがおいしかったという感想に加えて、
「たくさんの人にお店の事を知ってもらいたくて尽力しました。こういう機会に神山の事をアピールするのが夢だったので、今回の件を受け入れていただいて本当に嬉しかったです」
というメッセージが(高校生に、泣かされる)。
パンを通じて出会った高校生たちのこれからに希望を抱いた1日。
今後も声援を送り続けたいと思います。

この日誌を書いた人

樋口明日香

NPO法人まちの食農教育
樋口明日香 (ひぐち あすか)

前フードハブ 食育係。徳島市出身。神奈川県で小学校教員として働いたあと2016年からフードハブに参画。2022年3月より現職。まちの小・中学校、高校、高専の食と農の取り組みにかかわりながら「みんなでつくる学校食」を模索中。 https://shokuno-edu.org/

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