育てる

社会的農業のとりくみ。

フードハブでは、これからの農業は、
単なる食物の生産手段ではなく、それによって景観を守り、
地域の農業と食文化を次につなぐ農業者を育て、
地域社会が活力を得ることだと考えています。
それを、地域に貢献する「社会的農業」と定義しています。

また、神山のかつての農業は、
山で落ち葉を拾い、かやを育て堆肥を作り、
緑肥を使って野菜を育てるというな
自然に寄りそった形の農業でした。
私たちは、地域にあった農法を現代に合わせる形で、
有機肥料のみを使用し、不必要な農薬をできるだけ減らし、
地域の農家さんや料理人、教育者と話し合い、
段階的な無農薬・無化学肥料の栽培の導入を実施していきます。

育てる方針

常に社会性を意識し農業を実践していくために、
4つの方針を軸に活動しています。

その1
景観を守ろう
農作物の生産の効率化だけでなく、
農業を通して地域の景観を美しく保っていく
社会的農業を実践する。
その2
人を育てよう
農業を通じて、地域に貢献できる人材を育てる。
その3
地域によりそい、育てよう
地域にあった農法を現代に合わせる形で、実践していきます。
栽培期間中、農薬・化学肥料不使用など
有機JASの規定に準じて育ててます。
その4
再生産可能で育てよう
農薬や除草剤の使用回数を50%以下に低減するという
特別栽培の基準をベースにできるだけ農薬を使わず、
なおかつ有機肥料のみを使用して育てます。

つなぐ農園について

町内各地に点在している農地、耕作放棄地、耕作放棄予備群等を
フードハブ・プロジェクトが借り上げている農地の総称が
「つなぐ農園」です。

つなぐ農園では、お米、野菜、小麦、果樹などを育て、
研修生の研修の場、生産の場、農業について考える場、食育の場等の
さまざまな役割を持つ場所として、育てる部門が管理しています。

農作物について

食堂・パン・食品店で使用・販売するお米や野菜は
「育てる部門」(農業チーム)が、町内にある
「つなぐ農園」で育てています。
地域によりそい、神山のきれいな水、空気、
そして寒暖の差が美味しい農作物を育てます。

  • お米について

    2016年は、苗の段階で一度だけ農薬を使用し、有機肥料のみで育てました。初年度の収穫量は、約2,300キロ。「かま屋」の竈でご飯を炊いて、みなさんに日々提供していきます。また、もち米は農業長 白桃の実家で70年以上前からずっと神山で繋いできた在来のもち米を育てています。今後も、米づくりにおける農薬の使用に関しては、病気が発生し収量が半減するなどの可能性がある場合のみ最低限の農薬を使用するなど、特別栽培の規定より更に厳しい基準で栽培していきます。

  • 野菜について

    かま屋で使用する野菜の産食率*を可能な限り高めていくため、少量多品目で栽培期間中は農薬不使用で有機肥料のみで栽培をしています。また、料理人が好む付加価値の高い希少な野菜も実験的に育てていきます。
    * 自分たちで運営する食堂の「地域で育てて、地域で食べる」割合を「産食率(≒自給率)」としています。

  • 小麦について

    農業長 白桃の実家で70年以上前からずっと神山で繋いできた在来小麦の小麦を中心に数種類の小麦を育てています。育てるチームでは栽培期間中農薬不使用で有機肥料のみで、この土地にあった小麦を育て、自社でつくるパンなどでみなさんに提供していきます。

「里山の会」との連携について

神山で有機栽培または、特別栽培で野菜づくりをしている
「里山の会」。

栽培方法、種の選定、栽培技術などに関して、
情報、意見交換をしながら、
神山での有機栽培・特別栽培での栽培技術を一緒に高めていきます。
次の世代の担い手が地域に出ていく際は、
地域に新規就農者を繋いでくれる、
サポーターとして担い手を支えていってくれます。

育てる活動日誌

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