神領小学校1年生の野菜でランチ

食育

昨年に続いて、今年も神領小学校の1年生と野菜づくりをしました。毎朝、子どもたちがよーく観察しているんだと先生からもお聞きしてうれしく思っています。

これは、「(野菜を)育てる、かま屋に卸す、かま屋で食べる」を、子どもたちと一緒にやってみようという取り組みです。

冬野菜の種まきをしたのは9月18日。

この季節に旬を迎える野菜を選び、少量ずつ多品目の種をまきました。あと、なんの芽が出るか分からない「秘密の種」もまきました。

9月18日

思った以上に虫に食べられてしまい、追加で種まきをしたのが10月30日。

10月30日

収穫の前に、1年生担任の武市先生、白桃(農業長)、加地(料理人)、樋口でミーティング。

ここにある野菜を使ってどんなランチメニューにするか。

土の下にある野菜がどのくらいの大きさなのか…。

農業長の経験に基づく考えと、それを受けて料理人のアイディアが出てくる畑。料理をつくるために野菜を探すのではなく、目の前にある野菜を目一杯使い、あるがままを最大限に生かしてメニューをつくって料理するというワクワク感(と、ドキドキ感)で、大人も気分が上がります。

12月11日、いよいよ収穫!

収穫の前に、畑にいたミミズと遭遇。

「かわいい〜」と盛り上がって戯れてしばし収穫はストップ。

「底からしっかり持つんだよ。」

次は人参。

「ちっちゃ!(小さい)」

両手に!

「うわ〜こんなんもある!」

「見て!ここ。」

次は何色かな…?

「うんとこーーーーー、しょ!」

続いて、コールラビ。

聞きなれない、食べなれない野菜。

「これ、なんて名前だっけ?」

小松菜。

赤からし菜。

ラディッシュ。

ルッコラ。

「このでっかいのは、はるくんに任せよう」

「さんせい〜!」

どんな味がするんだろ?

「おいしい!」

「にがい…」

「大きめやからちょっと苦いかもな」

「噛んでるとあとの方でにがくなってくるよ」

畑で採れたばかりの野菜を食べるって、どんな料理よりもおいしい時があるんじゃないかな。泥々になった手で、泥がついたお野菜を「食べたい食べたい」と言いながら、かじる。友だちに「食べてみ」と言いながら手渡す。そんな食べ合いっこの時間があたたかいなぁと思いました。

最後に「秘密の野菜」コーナー。

このコーナー、冒頭でお伝えしていた「何が出てくるかわからない」秘密の種コーナー。正体は、菜の花でした。

「うんとこしょ!」「どっこいしょ!」

「手伝ってー!」

フリフリもこもこしているこの野菜は中国の野菜、ターサイ。

「おひげ」

1年生の子どもたちの「からだでしゃべっている」感じがわたしはとても好きです。全身で向かってくる好奇心と聞いた言葉がすぐさまからだを通って反応し始める感じ。言葉以上に表現している「からだ」の中に、この野菜たちも吸収されていくのですよね。ますます元気にパワフルになっちゃうんじゃないかな、そんな気がします。

すごいすごい。

こんなに収穫できた!

いざ、かま屋へ〜

みんなよくがんばったね。

「野菜、おいしくしてください〜!!」

納品した野菜

・菜の花(3.5kg)
・リーフ緑(1kg)
・リーフ赤(1kg)
・ターツァイ(2kg)
・コールラビ(1.5kg)
・人参(1.5kg)
・人参の葉(500g)
・小松菜(500g)
・もものすけ(0.4kg)
・赤からし菜(150g)
・ルッコラ(100g)

野菜代 計 ¥7,380 は小さな農家さんへ。

ランチはこんな感じ

1年生が収穫した野菜を全部使いきれるよう、かま屋の料理人がメニューを考えました。その野菜がランチに登場する日に、1年生のみんなと先生方も食べに来てくれました(うれしい)。

  • さわらのフライ 菜の花ジェノベーゼ
  • 里芋と落花生の白味噌煮
  • バターヘッドレタスとちりめんじゃこの天ぷら
  • ターツァイと菜の花の塩昆布ソテー
  • 神領小1年生が育てた野菜の農園サラダ
  • レタス入りかき玉汁
  • かま炊きごはん
  • 人参の葉のふりかけ

農産物だけに限ると、生姜以外はすべて神山町産の食材を使用。神領小1年生のお野菜、もりもりメニューに入りました。

ランチを食べている姿は見られなかったのですが、食べ終わった子どもたちが口々に感想を伝えてくれました。

「全部食べたよ〜」

「魚の上にかかってるのがおいしくって、あれとごはんだけでいい〜」

おなかいっぱいになって最後まで食べられなかった児童もいたようでした。

保護者も何名かごはんを食べに来てくださいました。ありがとうございます。保護者の方からは家に持ち帰った野菜の話もお聞きできました。野菜の話、かま屋で食べたごはんの話、食卓で話題にのぼっているとうれしいな〜。

みなさん、ごちそうさまでした◎

この日誌を書いた人

樋口明日香

食育係
樋口明日香 (ひぐち あすか)

食育係/白崎茶会認定パン先生。徳島市出身。 神奈川県で小学校教員として働いたあと2016年に地元徳島に戻り、フードハブに出会う。保育園から高校までの子どもたちの食と農の取り組みにかかわりながら「みんなでつくる地産地食」を模索中。一番好きな食べものは、みそ汁。

その他の活動

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