「グッドデザイン賞・ベスト100」受賞!

アワード

今日は嬉しいお知らせです!
フードハブ・プロジェクトが、2018年度グッドデザイン賞において「グッドデザイン・ベスト100」を受賞しました。(カテゴリー:地域・コミュニティづくり)

2018年度グッドデザイン賞の受賞発表サイトはこちら

みなさん、どこかで目にしたことがある「Gマーク」。このマークを受賞のシンボルとするグッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。毎年、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しており、まさに、日本を代表するデザインアワードです。

日本のものづくりというイメージが強いグッドデザイン賞ですが、いまでは世界44の国と地域から応募デザインが集まる国際的なデザイン賞になっているそう。また、「モノからコト」へという時代の流れを受けて、地域サービスやコミュニケーションデザインなど、プロダクト以外のデザインも審査対象となっています。

今年もなんと 約 4,800 件の応募があり、そのうち 約 1,300 件がグッドデザイン賞を受賞しました。そこから更に 100 件に絞られたのが、今回フードハブが受賞した「グッドデザイン・ベスト100」です!

※今回の賞は、株式会社 フードハブ・プロジェクト、神山町役場、一般社団法人神山つなぐ公社、株式会社モノサス、の4社で受賞しています。

「活動の広がり」「スピード感」が評価されました

今回、フードハブ・プロジェクトは「地域・コミュニティづくり」というカテゴリーにエントリーしました。

受賞対象名:
農業と食文化の地域内循環システム「フードハブ・プロジェクト」

受賞企業:
株式会社 フードハブ・プロジェクト(徳島県)
神山町役場(徳島県)
一般社団法人神山つなぐ公社(徳島県)
株式会社モノサス(東京都)

概要:
フードハブ・プロジェクトは、「地産地食」を合い言葉に、地域の農と食を次の世代につないでいくための農業の会社です。人口約5500人の徳島県 神山町の産官学と地域が一体となって進めています。

老若男女、町に暮らす人を対象にした「育てる、つくる、食べる、つなぐ」という小さな食の循環システムを通して、新規就農者を受け入れ、農業を営み、育てた農産物を使った食堂・パン屋・食品店を運営、地元の食材で加工品を開発し、保小中高と連携した食育活動を行っています。

単なる農業や飲食業に留まらない、地域の農業問題の解決、食文化の継承、雇用創出、移住促進、コミュニティの活性、次世代教育など、幅広い範囲での地域社会の課題解決を担っています。

プロデューサー:
・真鍋 太一(株式会社フードハブ・プロジェクト)

ディレクター:
・細井 恵子(株式会社フードハブ・プロジェクト)
・白桃 薫(一般社団法人神山つなぐ公社)

デザイナー:
・石橋 剛
・田瀬 理夫(プランタゴ)
・Landscape Products Co.,Ltd.
・島津 臣志(島津臣志建築設計事務所)

(左上から時計回りに)石橋剛さん、田瀬理夫さん、島津臣志さん、ランドスケーププロダクツ代表 中原慎一郎さん

審査員からのコメント
『昨今の地方創生の流れにおいて、市町村が施設を整備して民間が運営する施設は多数ある。このプロジェクトも同じく、町が設置した施設で食堂、パン屋などを運営しているが、何より評価したのは、業務内容の広がり方とそのスピード感。

農業生産法人の立ち上げや在来小麦の復活、加工品の開発、東京でのイベント等、わずか1年でここまで活動を広げている例は全国でも極めて稀だ。

地方創生において最も重要なのは「予算」ではなく「目的」。
目的に向けて自主的な活動を次々に展開していることに対して高く評価した。』

フードハブが本格的にスタートしてから1年余。本当に目の回るような慌ただしさで、次々とプロジェクトが展開されていますが、そのあたりがしっかりと評価された様子。日々現場でがんばるメンバーを始め、関係者一同、大変嬉しく思っています。本当にありがとうございます!

ここから特別賞審査へ、展示企画も盛りだくさん!

ということで、めでたく「グッドデザイン・ベスト100」受賞となりましたが、実はまだまだ続きます、グッドデザイン祭り!

まずは、ここから特別賞の審査へと進んでいきます(ベスト100 受賞者から、グッドデザイン大賞、グッドデザイン金賞、グッドフォーカス賞の特別賞が選出されます)。また、企画展などの展開も盛りだくさんです。順を追って紹介しますね。

1. 企画展「私の選んだ一品」(10/3〜11/4)

http://www.g-mark.org/gdm/exhibition.html

まずは、今日から始まる企画展。各分野の一線で活躍する国内外 86 名の審査員の方々が、今回のベスト100 とは別に、全受賞作品の中から「私のお気に入りの一品」を選んで展示するユニークな企画展。フードハブ・プロジェクトは、審査員の石川俊祐さんが「一品」に選んでくださいました!

審査員:石川俊祐さんのコメント
『”つながりのデザイン”が素晴らしい。
関わるすべての人が創造者であり消費者であるというコンセプト、「小さいものと、小さいものをつなぐ」というビジョン、それらを実現するクリエイティブ・リーダーシップ。 結果、多様な人やモノ、コトを”つなぐ”ことができている。
長期的にも楽しみなプロジェクトだ。』

入場無料のイベントですので、ぜひお出かけください。

私の選んだ一品- 2018年度グッドデザイン賞審査委員セレクション
会期:2018年10月3日(水)〜 11月4日(日)11:00-19:00/会期中無休
会場:GOOD DESIGN Marunouchi(千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F)
入場:無料
URL:http://www.g-mark.org/gdm/exhibition.html

 

2. 特別賞審査会 (10/10)※一般公開

ベスト100 受賞者が特別賞に向けてプレゼンテーションを行う特別審査会。今年は初の試みとして一般公開で開催されるそう。フードハブ・プロジェクトは、支配人の真鍋がプレゼンテーションを行います。持ち時間は4分。各受賞者によるプレゼンを聞くだけでも、刺激になりそうですね。
会場は東京ミッドタウン・カンファレンス。出入り自由な形で実施されるそうなので、お時間ある方は、ぜひぜひ。(入場無料・要申込

3. 受賞祝賀会・大賞選出会(10/31)

特別賞審査会を経て、10月末には各賞(グッドデザイン大賞、グッドデザイン金賞、グッドフォーカス賞の特別賞)が決定します。大賞については、受賞祝賀会の会場で投票が行われるそう。うーん、楽しみです!

4. 受賞展「 GOOD DESIGN Exhibition 2018 」
(10/31〜11/4)

http://www.g-mark.org/gde/2018/index.html

大賞決定と同日に、受賞展「GOOD DESIGN Exhibition 2018」がスタートします。会期5日間で毎年20万人以上の人が来場するというビッグイベント。会場デザインはトラフ建築設計事務所、グラフィックデザインは原田佑馬氏(UMA design / farm)、東京ミッドタウンの各所を使って開催されます。

約1,300点の「グッドデザイン」が展示されるのは圧巻ですね。2018年の「グッド」を発見・体感できる企画展、ぜひ足をお運びください!(もしかすると、フードハブメンバーも展示ブースにいるかも?お楽しみに)

受賞展「GOOD DESIGN Exhibition 2018」
会期:2018年10月31日(水)〜 11月4日(日)11:00-20:00/会期中無休
会場:東京ミッドタウン各所
入場:1,000円(5日間有効)/大学生以下無料
URL:http://www.g-mark.org/gde/2018/index.html

5. 企画展「 GOOD DESIGN AWARD 神戸」
(11/23〜12/24)

最後は関西でのイベント。神戸市のユネスコ・デザイン都市認定10年を記念して「GOOD DESIGN AWARD 神戸」が開催されます。グッドデザイン・ベスト100、ロングライフデザイン賞などが出展する予定です。

関西でグッドデザイン関連の展示が行われるのは初めてだそう。会期も1ヶ月ありますので、西日本方面の皆さま、ぜひお越しください!

企画展「GOOD DESIGN AWARD 神戸」
会期:2018年11月23日(金)〜 12月24日(月)
会場:神戸ファッション美術館

 

と、年末まで盛りだくさんの展開です。

今年もチャレンジ続きのフードハブ・プロジェクト。春のクラウドファンディング初挑戦や(無事達成!ご支援ありがとうございました)、今回のグッドデザイン賞エントリー&受賞など、こうして多くの方から応援や評価をいただけることが大きな励みになっています。

何よりも、日々支えていただいている 徳島県神山町の皆さん、生産者の皆さん、現場をささえるメンバー達、どの要素が欠けても今回の受賞はなかったと思います。

あらためまして、ありがとうございます!!

続く特別賞審査会も間近に迫っていますが、果たして結果はどうなるのか?ドキドキしながら見守りつつ、また、ものさすサイトでもお知らせできればと思います。どうぞお楽しみに!

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