<ご報告>
【地産地食の学校_15】“神山杉の曲げわっぱ” をつくろう

<ご報告> <br/>【地産地食の学校_15】“神山杉の曲げわっぱ” をつくろう
場 所
かま屋
日 時
2回で仕上げるWSです(お申し込みは締め切りました)。
*両日参加可能な方のみお申し込みください。
木曜日コース:9/12 , 10/10
土曜日コース:9/14 , 10/5

◆案内人
近藤 奈央さん(フードフォトグラファー、曲げわっぱ作家)

◆参加費
¥14,580(税込)
(2回分の材料費、お茶とおやつ込)

◆定員
各コース 6名様

◆お申し込み
要予約(受付は締め切りました/満席御礼)

【地産地食の学校】は、神山の農業を次の世代につなぐ会社 Food Hub Project が、農業や食にまつわるつくり手をお招きし、その方々が学びの「案内人」となる食育学校です。

ゲストが教えるのではなく、つくり手としての現在の景色をみなさんと共有し、参加者も自らの専門性を携えながらお互いの見識を広げる。みんなで学び合う場にすることで、様々な地域で「地産地食」を一緒に推し進めていけたらと考えています。

今回の案内人は、近藤奈央さん。
blog 「曲げわっぱな日々」では、奈央さんの「曲げわっぱ愛」がビシバシと伝わってきます。

近藤奈央さん:徳島県神山町出身・在住 / フードフォトグラファー・曲げわっぱ作家

地産地食の学校 2019 のテーマは「一からつくるお弁当」。箸や箸袋、そして曲げわっぱにあづま袋、阿波晩茶。神山にまつわる材でモノづくりをされている方々を案内人にお迎えして開催しました。

内容

2回(①9月/②10月)の連続講座で「神山杉の曲げわっぱ」を作ります。
①回目:曲げ輪を山桜の皮で縫う(本体・ふた)
②回目:曲げ輪に底板を入れて木釘を打つ

<お知らせしておきたいこと>
*「自分でつくる」ことを楽しみたい方に向いています。
*全2回お越しいただける方のご参加をお願いします(お申し込みされた方でも初回欠席された場合は2回目の参加はできません)。

*難しい作業工程もあり、途中で破損することも考えられます。参加費には曲げわっぱ材料一式分が含まれておりますが、破損した場合は追加料金をお支払いいただいて材料をご購入いただくこともできます。
(本体:¥2,000 蓋:¥1,000)

日時

土曜日コース:①9/14 , ②10/5   各回14:00~17:00
木曜日コース:①9/12 , ②10/10 各回14:00~17:00

①回目:曲げ輪を山桜の皮で縫う(本体、フタ)
②回目:曲げ輪に底板を入れて木釘を打つ

場所

かま屋

定員

各コース 6名様

参加費

¥14,580(全2回分 / 初回受付時に現金でお支払いください
*毎回かま屋のおやつ&飲み物がつきます。

1回目の様子(9/12,14)

集まっていただいた参加者のみなさんは、町内の方はもちろん、県内各地、県外からもお越しいただきました。

奈央さん(上写真右側)が手に持っているのが「山桜の皮」です。これを切って削いだものが曲げわっぱの留め具(下の写真)になります。今回は県外の山桜の皮を使っていましたが、いつか神山の山桜の皮が手に入るといいなぁ…という話も出ていました。

この道具は曲げわっぱの通し穴を開ける道具。「ないものはつくる」、奈央さんの手作りだそうです。

道具の扱い方、力の入れ加減、一つひとつが繊細な作業…

蓋と本体、両方を縫うことができたら1日目は終了です。

続いておやつの時間。やまちゃん(おやつ係)からバナナケーキの素材、神山小麦の話を聞きました。神山小麦は、もともと自家用の醤油や味噌をつくるために神山で70年以上種をつないで育てていた小麦。フードハブのつなぐ農園がその種を受け継いで栽培し、今はパンやおやつとしてかま屋やかまパンで提供されています。

「いただきます」

曲げわっぱにお弁当を詰めて食べに行くとしたらどこに行くといいだろう?

地元の方から神山町のおすすめスポットを教えていただきました。菜の花が美しい季節にお弁当の会が開けるといいなあ…。

2回目の様子(10/5,10)

「あっという間に1ヶ月経ちましたね」そんな会話から始まりました。

今回は、曲げわっぱの側面と底板、蓋の上面を竹串で固定していくという…慎重な作業です。

「あぁー、もうちょっと弱く…!」と、奈央さんの声が飛んだことも。

竹串が打てたら、最後のやすりがけ。

そして、おやつまでしばしのおしゃべりタイムが続きます。

 

おやつの時間

今回のおやつはかぼちゃのプリン。

「かぼちゃは、里山の会さんの栗かぼちゃとロロンを使用し、火を通したあと、さらにじっくり低温で焼いて甘みを引き出しています。濃厚なプリン生地と苦めに仕立てたカラメルもあわせてお楽しみください」と、やまちゃん(おやつ係)。

一口食べるなり「おいしい〜」と言ってくださって、うれしいです。かまパン&ストアでお持ち帰り用に手にとってくださった方もいて。ありがとうございます。

完成した曲げわっぱと記念撮影

ご参加くださったみなさん、案内人の奈央さん、ありがとうございました。

春には「曲げわっぱ同窓会」しましょーね!

神山曲げわっぱについて

形とサイズ:丸型曲げわっぱ弁当箱(1段)
直径 14センチ(手作りのため、完成品には誤差が生じます。ご了承ください)
高さ 5センチ
容量 約500ml
※サイズや容量は多少の誤差があります。

素材
杉:徳島県神山町産
山桜の皮:徳島県神山町産、あるいは奈良県産
木釘:国産の竹

一般的な曲げわっぱ弁当箱と違い、合成接着剤、合成塗料(ウレタンなど)は一切使っておりません。そのため、使い方によってはおかずの汁や油が染みる可能性があります。その点をご理解いただける方のみ、お申し込みくださいますようお願いいたします。絶対に壊れず・レンジや食洗機にかけられる便利なお弁当箱をお探しの方、ならびに、汚れずシミのつかない・汁漏れのしない曲げわっぱが欲しい方は、当レッスンはご遠慮くださいませ。

“曲げわっぱ” についてのより詳しい情報はこちらのサイトをご覧ください。

ちょっと詳しく…曲げわっぱの作業とお弁当の話。

先日、西分の家で開催された手でつくる教室(曲げわっぱのお皿づくり)に参加してきました。そこで初めて「山桜の皮を使って縫う」ということをやってみたのです。

細くカットされた山桜の皮をナイフでしごくと、みるみる皮の表面が削がれていきます(ちょっと感動)。

あらかじめ細い差し入れ口を開けたところに山桜の皮を通していきます。これは裁縫で「なみ縫い」をやっているような感じ。

底板をはめて、竹で数カ所固定できたら完成。事前にパーツを丁寧に準備してくださっているので大変な作業はありません。難なくきれいなお皿が完成しました(わーい)。

いただきもののさくらんぼ(山形産)をのせて。さくらんぼがよく似合うお皿です◎

今回つくるのは「曲げわっぱ弁当箱」なので、お弁当の話も少し。

奈央さん作の “ 神山杉の曲げわっぱ ” に「かま屋のお昼ごはん」を詰めて食べてみました。こちらは、皆さんに作っていただくものより若干小さめのサイズです(直径12.5cm)。

杉の香りをほんのり味わえる“神山杉の曲げわっぱ”は、器で食べるのとは違う“特別感”があります。自分の手で作った曲げわっぱなら、その思いはより一層強くなるのかもしれません。秋には大粟山へ歩いて行き、みんなでお弁当が食べられるといいなぁ…なんて。

 

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今年度は「一からつくるお弁当」をテーマに、地産地食の学校(神山産のものづくり)を企画しました。

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