ちえちゃんの あんな野菜、こんな野菜
「クレソン」(2020年3月号)

ちえちゃんのあんな野菜、こんな野菜

絵:大東千恵
絵:大東千恵

ヨーロッパ原産のアブラナ科の水生植物です。仏語で「クレソン」、英語では「ウォータークレス」。

日本には明治に持ち込まれ、今では各地の小川や水路に野生化・雑草化し、清流でも汚水の中でも生育するたくましい植物です。神山町でもあちこちで見かけますね!

通年で販売されているクレソンは栽培されたもの。野生のクレソンは、特に3~4月のものが緑色が鮮やかで香りがしっかりとして、葉も茎も柔らかい。里山の会の上地さんが、冷たい冷たい山水の流れる水路から収穫するクレソンは、野菜の端境期にとても重宝されています。旬のクレソンの美味しさといったら別格です!

研究によると、17種類もの栄養素を含む「スーパーフード」とのこと! かま屋のサラダでモリモリ栄養補給してくださいね。また、大根やわさびにも含まれる辛味成分「シニグリン」に消化促進効果があるそう。肉料理に合わせれば、脂っこさを和らげお口サッパリ。苦味のある野菜・山菜は、天ぷらや炒め物などの油調理と相性が良く、苦味を抑え旨味に変えてくれます。スープやお味噌汁でも香り立つまさにスーパーフードですよね。

残った茎は水に浸す水耕栽培や、畑・プランターで育てても。毎日の食卓のレギュラーを目指すのもいいかもしれませんね。

この日誌を書いた人


nakaniwa@foodhub.co.jp ()

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