<ご報告> 【地産地食の学校_09】 COOKING みんなで作って食べよう!神山給食プロジェクト
2017年11月26日(日)

- 場 所
- 城西高校神山分校
- 日 時
- 10:00~13:30頃
みんなで一緒に作って食べる給食です。
場 所:城西高校神山分校(徳島県名西郡神山町神領北399)
参加費:寄付制
持ち物:エプロン、バンダナ(ぼうし)、マスク、手拭きタオル
定 員:30名(当日参加も含めて80食分を用意します)
【無事終了しました。ありがとうございます!】
「地産地食の学校」は、農業や食にまつわるつくり手を「案内役」として招き、学びを深める FHP の進める食育学校です。
9回目の案内役は、城西高校神山分校生活科3年生。
小学生が考えた「神山らしい給食」を、案内役の分校3年生が中心となって参加者のみなさんと一緒に作って食べました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
城西高校神山分校の生活科3年生とFHPが昨年から食育授業「お弁当プロジェクト」を進めていたつながりから、今年の4K映画祭のテーマ「学校」と絡めて、4K映画祭のメイン会場・神山分校で提供する昼食を担当することとなりました。
学校の昼食といえば、「給食」です。昨年からFHPが授業に参加している神領小学校にも相談し、小学校3・4学年と神山分校生活科3年生を中心とした「神山給食プロジェクト」を立ち上げました。
プロジェクトの経緯

4K映画祭の昼食「みんなで作って食べる給食」の献立を考えて欲しい!と小学生にミッションを託しました。
小学校の先生方にご協力いただき、各家庭での給食のインタビュー結果から、「神山らしい給食」を考えてもらいました。

それぞれが考えてきた献立を持ち寄り、みんなで「神山らしい給食」ってどんなのだろうって考えました。

給食センターの以西先生にアドバイスをいただき、子どもたちが考えてきた献立の中から食材のバランスや組み合わせを考慮した1食分のメニューが決まりました。
決まったメニューは、さつまいもごはん、そば米汁、神山の野菜と鶏肉のグリル、ほうれん草とターサイのおひたし(収穫の関係で白菜とかぶのおひたしに変更)。

決まった献立から かま屋 料理長の細井がレシピを起こし、高校生に伝えました。

料理長 細井が指導する中、高校生たちが作った神山らしい給食を小学生に試食してもらいました。

小学生が考えて高校生が作った「神山らしい給食」の産食率は65%
収穫できる野菜の有無によって少し献立の野菜を変更しましたが、神山産の食材を多く使うことができました。(実際の給食と比べて、カロリーは大幅に上回っています。)
当日の様子

はじまりは、小学生が考えた給食の献立でしたが、その献立を高校生が作り、小学生と試食し、今日はみんなで作って食べる日。
町内外からこのプロジェクトに興味を持ってくださった14名(子ども7名、大人7名)にお集まりいただき、「神山らしい給食」作りがはじまりました。

案内人となる高校生たちの紹介と給食プロジェクトのこれまでの経緯をお話しました。
さっそく調理に取り掛かります。

さつまいもごはんチーム。紫芋を使用しました。
そば米汁チーム。いりこの頭とはらわたを取るところから一緒にやります。

こちらのチームは鶏肉のグリルに挑戦。小学生と高校生、いいチームです。

高校生と、小学生と、大人。「バターナッツかぼちゃって?」と盛り上がった瞬間もあり、和やかな雰囲気でした。

いつもお料理をしている大人から教えてもらうこともたくさんあります。

バターナッツかぼちゃの皮むき、頑張ったね。横にいる高校生の声かけもナイスでした!

「ゆっくり、安全にね。順番だよ。」一つひとつが真剣。こんな子どもたちの表情、大好きです。

白菜とかぶのおひたし。これに赤からし菜が加わります。すべて神山産のお野菜たち。

鶏肉のグリルに添える野菜は、バターナッツかぼちゃと間引き人参のソテー。添えているのは完熟すだちとレタス。お野菜・すだちはすべて神山町産です。

いいお出汁が出て、そば米汁は大満足の仕上がり。

配膳も、みんなで分担。

小学生たちもテキパキ!さすがです。

いただきます!

みんな一緒に。

おいしいね。
朝、水が出ない!というトラブルからのイベントの始まり。途中も何かあるんじゃないか…と内心ずーっとドキドキしていました。
みんなで作っている時には、さつまいもごはんがうまく炊けない!というドキドキ。
これは本当に焦りました。
でも、会場に集まってくれた参加者のみなさんが、みんな、いい気持ちで給食づくりにパワーを注いでくれたから、いい気持ちで給食が味わえました。
とてもとてもうれしかったです。ありがとうございました。
参加してくださった方の感想を一部紹介させていただきます。
参加者の感想
- 高校生と小学校が一緒に作る給食、楽しい企画で、食育の観点からはとても素晴らしい発案だと思いました。食産率も教えてもらい、「地産地食」ってどういうことか、考えるきっかけとなりました。食について育てる、作る、食べるに関してたくさんのどうして?なぜ?の疑問を子どもに持ってほしいと思います。
- 実際に参加してみて、高校生のお姉さんたちに優しく教えてもらい、子どもたちには良い経験となりました。
- かかわることができ楽しかったです。小学生と親子で調理でき嬉しそうでした。高校生も一生懸命に調理・接客している様子がとてもよかったです。おもしろい企画でした。フードハブさん、えんがわさん、ありがとうございました。
- 小学校、高校、地域、地域外も巻き込んでの活気あるプロジェクトに参加できて大変勉強になりました。作って食べるだけの裏側に長い時間をかけた準備があったと思いますが、その部分が何より素晴らしい教育だといつも注目しています。「給食」が地域や学校の真ん中になる地域が県内にも増えればいいなと思います。そのスタートを見たようで本当に嬉しかったです。
- 本日はとても貴重な体験をさせていただきありがとうございました。生きていく上で食を大切にすることは一番重要なことと思っています。子どもたちにも食べることの大切さや料理に興味を持って欲しいと日頃思っています。地産地消、徳島には本当に新鮮でおいしい野菜などがたくさんあります。これはとても恵まれていることです。子どもたちに徳島の新鮮な食材を使った料理をたくさん食べさせて、また、料理もいっしょに、親子で楽しんでいきたいと思っています。
飛び入り参加の方々の感想
- 美味しかった 神山サイコー! ありがとう
- さつまいもごはん、初めて食べました。野菜のグリルがおいしかったです。
- 久しぶりの給食おいしかったです。特にそば米汁。自宅であまり作る機会がないので、食べることができて良かったです。ごちそうさまでした。
- 地産地消で地元の野菜がとてもおいしかったです。
- 特にごはんがおいしかった
- 手づくりの優しい味でとてもおいしかったです!ごちそうさまでした!
- ごちそうさまです。野菜の素材のおいしさがぎゅっと詰まっていてとてもおいしかったです!とり肉も香ばしく”とり”の味がよく出ている料理でよかったです!ありがとうございました!
- とってもおいしかったです!郷土料理がたくさんの九升で野菜もいっぱい!子どもたちがうらやましいです。
- 素材や味付けがよくて子どもも喜んで食べました(ごはん)。来年もこういった郷土料理があるとうれしいです。
地域で採れたものを、みんなで作ってみんなで食べる。
やっていることはごくごく普通のことなんだけれど、みんなでやると楽しい。おいしい。周りの人たちと分かち合えるとなんだかホッとする。いい気持ちになる。
「食」はいろんなものを繋いでくれる大事な役割を持っていることを改めて感じたプロジェクトでした。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
◉会計報告(募金制)
開催日時
2017年11月26日(日)10:00-13:30頃
場所
城西高校神山分校 徳島県名西郡神山町神領北399
参加費
寄付制…集まった寄付は今後の食育活動費(種、資材、備品等)に使わせていただきます。
持ち物
エプロン、バンダナ(ぼうし)、マスク、手拭きタオル
定員
30名(当日参加も含めて80食分を用意します)