2019年11月11日(月)
人と自然が織りなす情景

こんにちは、植田彰弘です。
“農”を通じた神山の暮らしを撮影していきたい。
そんな想いを込め不定期ながら掲載させていただいていますが、今回は私が一番感動した風景をお届けします。
7段ハデ干しは、20年前までこの集落で当たり前の営みとして存在していたと聞きます。小学生からお年寄りまで家族総出での作業に、近所のお手伝いや自然の力を借りてお米を干していたのでしょう。
今回、この写真にこだわったのも意味があります。それは、みんなの手で暮らしや命を繋いでいく時間を育んでいきたいと願っているからです。
上にかければかけるほど、稲藁を渡す人との連携が不可欠。藁を綺麗にかけるには、結いの作業や刈り取りも重要になる。何一つとっても全てが繋がり、その先に生まれる風景は見る人の心にきっと届くはずです。
気持ちや労力が自然と交わり、生きる糧(食)を育む時間こそ、農村に置ける美しい風景の一つだと改めて感動しました!
そんな美しい財産を、少しでも継ないでいけるよう、私たちももっと神山の暮らしを知り、楽しんでいきたいと思っています。