2017年5月27日(土)
神領小学校2年生と一緒に野菜の苗を植えました。〜前編・土づくり〜
フードハブ・食育係の樋口です。
野菜を育てることや米づくりについては全くの素人です。
小学校では学級担任であれば様々な教科を1人で(あるいは専科の先生に入っていただいて)指導するので、自分の専門外のことや「初体験」のことだって、そして、野菜づくりだって、子どもたちと一緒にやっていくわけです。実際に、育て方がわからなかったり、途中で病気にかかった野菜たちをどうすればいいのか途方にくれたり、米はまったく実らなかったり…苦い経験も楽しい思い出もたくさんあります。
今はフードハブで野菜づくりを学ぶことのできる環境。この機会に、子どもたちと一緒に学んでいきます。
今回の野菜づくりの始まりは、神領小学校の先生と子どもたちから届いた「野菜名人、おしえてください」というリクエスト。
「せっかくだから、フードハブがやっている野菜づくりを、土をつくるところから一緒にやってみたらいいんじゃないか」
と農業長の白桃。
先生に相談したところ、ぜひ一緒にやってみたい、とのことで、土作りから一緒にやることにしました。
5月19日(金)
学校から徒歩1〜2分離れた目の前の畑の一角を、2年生の農園にすることにしました。
土づくりに使う肥料の一部は、昨年この隣の田んぼで5年生が育てたもち米の糠を発酵させたもの。ちょっと酸っぱい、甘〜い香りがします。
これをみんなで畑にまいていきました。
バナナの香りがする肥料もあれば、手につくと匂いがとれなくなるような、動物の糞を肥料にしたものもあります。
「こっち(動物の糞を使った堆肥)は手で触らんように〜」
とは言ったものの、触りたくなるのが子どもたち。臭いのなんて、気にならない!
そして、校長先生も、一緒に。
子どもたちからの声援がおっきい。頑張れコールが響きます、笑。
肥料をまんべんなく撒いたあとは、土を耕す作業。
「機械を使うようになる前は、ぜーんぶ手でしよったけんな。」
耕すん、やってみたい人〜?
2年生の元気な子どもたちに、機械で耕すのと、手と道具で耕すのと、両方体験してもらいました。
驚くことに、「初めて」の子どもは少なく、おじいちゃんやおばあちゃん家で、あるいは家で普段からやっているのを見ているとか、お手伝いしたことがあるとかで、慣れた手つきで耕していく様子を見ながら感心しました。
さすがに、ここらへんでちょっと疲れてきたかな。。。
♪ おおきな畑を耕して〜 おおきな種を まきました〜 ぐんぐんぐんぐん背が伸びて 花が咲きました〜(ポッ)
っていう音楽で習った歌をみんなで歌って、次の苗植えを楽しみにしながら今回の授業は終わりました。
2年生の子どもたちのやる気と元気に、わたしたちフードハブメンバーはたくさんパワーをもらいました。
神領小学校の先生方、子どもたち、どうもありがとうございました。
次回は5月26日(金)に実施した苗植えの様子をレポートします。