2018年3月17日(土)
神領小学校3年生「大豆プロジェクト」後編
食育係の樋口です。
神領小学校で昨年から始まっている「大豆プロジェクト」、前編は大豆の成長の様子をお伝えしました。
あれから数ヶ月。
その後の様子をお伝えします。
大豆の成長
順調に育っていました。
実がなるのもあと少し。
そう思って安心しきっていました。
ところが年末。
小学校の先生から連絡があり、実がついていないとのこと。3年生の子どもたちは国語「すがたをかえる大豆」の学習をしながら「もやし、豆腐、きな粉、納豆を作りたい」と話していたそう。
自分たちの大豆を使うことはできませんでしたが、
「大豆が手に入れば豆腐作りやってみたい!」
という子どもたちの声を担任の先生から聞き、一緒に豆腐づくりをすることにしました。
豆腐づくり
昨年も一緒に豆腐づくりをした佐那河内村のお豆腐屋さん「村のおっさん」の桑原さんにお願いし、豆腐づくりを教わることにしました。お忙しいなか、2年連続で快く引き受けてくださった桑原さんに感謝です。
大豆はフードハブのつなぐ農園で採れた「フクユタカ」。
豆腐づくりのはじまりです。
『なべがあつかったし、かき混ぜながらにるとあわが出てきてびっくりしました。』
すくい取った泡はメレンゲのようで、これで何か作れないかなーって味見したり、ぐるぐるかき混ぜたり。
『とうふ作りで大へんだったのはおからをしぼって豆にゅうを出すことです。手の力をたくさん使ってつかれました。』
完成まであと一息。
にがりを入れて固めれば豆腐の完成です。
素早く混ぜる練習してから、本番。ドキドキ。
完成!
桑原さんの「固まっとうわ」の声をきき、すぐさま試食する子どもたち。
自分たちで作った豆腐、最高!
『作ってわかったことは、にがりがしょっぱくて苦いのに、とうふとまぜてにるとおいしいとうふになることです。』
『自分で作ったとうふはスーパーで売っているとうふよりおいしかったです。』
『完成したとうふは、大豆の味が強くて「大豆から作った」という感じがしました。』
『売っているとうふは白いのに、自分で作ったとうふは黄色かったのでびっくりしました。しょうゆをつけずに食べてもあまくておいしかったです。』
『おいしいとうふができた理由は桑原さんがやさしく教えてくれたからだと思いました。とうふの作り方を教えてくれてありがとうございました。』
大豆から豆腐への変身を体感することができた3年生の子どもたち。
自分たちで「つくる」って、いい経験なんだなぁと周りで見ている大人も羨ましく思ったのと、勉強になったのと。
「家に帰って、作ってみてよ」と、桑原さん。
今日作ったような美味しいお豆腐、家で作ったら家族も喜ぶね。
桑原さん、貴重な時間をありがとうございました!
神領小学校の子どもたち、先生方、ありがとうございました。