<ご報告>
【地産地食の学校_12】
箸をつくろう〜梅の剪定枝を使って〜

<ご報告><br/>【地産地食の学校_12】<br/>箸をつくろう〜梅の剪定枝を使って〜
場 所
かま屋
日 時
① 8/2(金)
② 8/3(土)
いずれも
10:00~11:00 箸づくり
11:00~12:00 みんなでごはん
*お箸づくりの作業は20分程度です。
*名入れできます。

◆案内人
チキータこと 織田 智佳さん

◆お申し込み
終了しました。

*「地産地食の学校_12」は終了しました。開催日の様子を含めた報告レポートです。


【地産地食の学校】は、神山の農業を次の世代につなぐ会社 Food Hub Project が、農業や食にまつわるつくり手をお招きし、その方々が学びの「案内人」となる食育学校です。ゲストが教えるのではなく、つくり手としての現在の景色をみなさんと共有し、参加者も自らの専門性を携えながらお互いの見識を広げる。みんなで学び合う場にすることで、様々な地域で「地産地食」を一緒に推し進めていけたらと考えています。

今回の案内人は、チキータこと織田智佳さん。

徳島市生まれ。東京からのJターンで神山に移り住んで4年。この春まで神山町地域おこし協力隊として活動され、現在は神山の食や季節の手仕事をとおして“都市と里山をつなぐ”活動をされています。

神山に来る前は、南米で暮らしたり、教育関係や国際協力のお仕事をされていたり..、聞けばいろんなお話が出てくる出てくる。箸をつくりながら、神山町の梅のお話もたっぷり伺いました。

冷たい水に「梅酢」を注いだウェルカムドリンク、夏バテ防止にぴったりのやつ。塩っけに梅の香りがのってとてもおいしかったです◎(家でもやってみよう!)

内容

剪定した梅の枝(ずばい)でお箸をつくりました。
*箸づくりの作業時間は20分程度
*焼きペンで名入れ作業もできます(お子さまは付き添いの方とご一緒に)

箸の材料、ずばい(梅の枝)

日時

① 8/2(金)② 8/3(土) いずれも10:00~12:00

10:00~11:00 箸づくり
11:00~12:00 かま屋でみんなでごはん(つくりたてホヤホヤの箸を手に!)

参加費

大人:¥2,160(税込)
子ども:¥0(昼食代は実費ご負担ください)
*かま屋のごはん・作った箸(何本でもどうぞ)・神山ルビィ(梅干し)の試食とお土産付き

神山ルビイの試食(5人のつくり手さんによる神山ルビィ)

お土産は「大久保じいちゃんの神山ルビィ」

梅の枝とお箸のこと。

食育係の樋口です。今回の案内人、チキータこと織田智佳さんとごはんをご一緒したときのこと。カバンからスルスルと「マイ箸」を取り出して「いただきます」をしているではありませんか。聞いてみると「自分のお箸を使うとごはんがおいしく食べられるんよね」という答えが返ってきました。

チキータの箸とスプーンと箸袋(すべてチキータ作)

昨年6月のこと、高校の授業で森さん(阿川)の梅畑に伺い、収穫体験をさせていただきました。> その時の様子はこちら

11月に再び畑に行くと、森さんが梅の枝を剪定しているところでした。天上に向かってまっすぐに伸びる梅の枝はお正月の生け花に使われるそうで、年末に向けて出荷の準備をされていると伺いました。

今回のお箸の “もと” は、この剪定枝です。

チキータから「梅の枝でお箸をつくる」と聞いた時、「あの枝で!!」ととても身近に感じたのを覚えています。神山町は梅の産地。その枝を日常のごはんで箸として使うなんて、なかなか楽しい循環です。そして、自分でつくった箸が食卓に登場したらうれしいな、と。

チキータがつくった菜箸を使わせてもらいました。

2本の箸の間に隙間ができることもあるので、細かいものをつかむ時より、大きなおかずをつかむ時に重宝する、と加地(かま屋料理人)。サイズや枝ぶりの選び方が重要かも。

ここからは、実際の箸づくりの様子をご紹介します。

まずは枝選び。細い枝、太い枝、まっすぐな枝、乾燥している枝、1本1本に個性があります。

ちょうどいいお箸の長さは、広げた手の親指の先から小指の先までの長さ、だそうです。

まずは、選んだ枝の先をナイフで削ります。

ある程度削ったら、粗めのヤスリで磨きながらかたちを整えていきます。自分の箸だけでなく、ご家族の分の箸、取り箸や菜箸をつくられた方もいました。

「梅まつり」のチラシを使って箸袋をつくっています。

ご希望の方は、焼きペンで名入れも。

お箸が完成したあとは、箸を手にみんなでごはん。試食の梅干しをいただきながら…ごはんがススムススム。

わたしももちろんマイ箸を手に入れました。2本の梅の枝から菜箸1膳、自分用の箸1膳、楊枝が2本。

ご参加くださったみなさんのご家庭でも、つくった箸が活躍していることでしょう。

今回の箸づくりは「食べる」ことがちょっぴり楽しくなるモノづくり。神山の梅の枝で箸をつくり、神山のごはんをいっしょに食べること。小さいながらも豊かなつながりを感じられるこの場はわたしの “ホッとスポット” でしたが、きっと、みなさんのなかにも“ホッとスポット” ってあるんじゃないかと思います。ここ、「地産地食の学校」がそんな場になっていくといいなぁと思っています。

ご参加くださったみなさま、案内人のチキータ、ありがとうございました!

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