小学校5年生のもち米づくり(6月20日:田植え)

授業レポート食育

6年生から引き継いだ「種」を選別し、その種をまき、芽が出てようやく田んぼに植えられるくらいの大きさになりました。6月20日、神山町にある2校(神領小学校・広野小学校)の小学生28名と田植えをしました。

この田植えは、約20年前から白桃茂(フードハブ・農業指導長)が「農業に興味を持ってくれる子どもが増えれば」という思いで続けてきた取り組みです。

昨年からは、もち米づくりに加えて、米に関する授業「世界のお米と神山のお米」を取り入れたり、藁でしめ縄を作ったり、学校で種をとって次の学年に引き継いだり、先生方と相談しながら「循環」をキーワードにした活動を加えて実施しています。

さらに今年度からは、6年生から引き継いだ種を選別し、その種をまく作業も一緒に行いました(神領小学校)。

小学校5年生との「もち米づくり」が今年も始まりました。昨年の様子から振り返り。

小学校5年生とのもち米づくりー5月17日:種を選別しようー

小学校5年生とのもち米づくりー5月30日:種をまきましたー

6月5日夕方

6月20日 田植え

天気のいいこの日、28名の子どもたちと先生方、フードハブメンバー、そしてJAの方たちのご協力もあり、田植えを実施することができました。

一人ひとり、苗を手に。

なるべく「まっすぐ植える」よう、ロープの印に沿って植えることを確認。

キャー!!と盛り上がった瞬間。黄色い声が響きました。

泥に足が取られて歩きにくいですが、周りとタイミングや列を合わせて植えていきます。

手つきも慣れてきました。

5年生の田植えの後ろでは、2年生が畑の作業をしています。校内のいろんな学年が「田植え」の様子を見に来てくれました。

農業指導長 白桃茂

手植えすると、苗の観察もよくできる。

田んぼの半分くらいを手植えしたあと、機械植えも順番に体験しました。

手植えとの比較、スピードは全然違いました。

「乗りたい」という子どもたちが多かったので、行ったり来たり、順番に。

現在、植えた稲は適宜「草取り」をしながら順調に成長中。学校の目の前に田んぼがあるので、子どもたちが観察するのにいい環境です。

もうすぐ夏休み。

次に子どもたちと活動するのは9月になります。その間も、稲がすくすく成長しますように。

この日誌を書いた人

樋口明日香

NPO法人まちの食農教育
樋口明日香 (ひぐち あすか)

前フードハブ 食育係。徳島市出身。神奈川県で小学校教員として働いたあと2016年からフードハブに参画。2022年3月より現職。まちの小・中学校、高校、高専の食と農の取り組みにかかわりながら「みんなでつくる学校食」を模索中。 https://shokuno-edu.org/

その他の活動

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