映画「カレーライスを一から作る」を城西高校神山分校の生徒たちと一緒に観ました。

授業レポート食育

城西高校神山分校  ×  フードハブ

フードハブ・プロジェクトの学校連携の始まりは、地域の唯一の高校(農業高校)である城西高校神山分校の生活科2年生(現3年生)の生徒たちと一緒に取り組んだお弁当づくりでした。

昨年度は、お弁当の内容を考え、材料を選び、作る、という流れを経験しましたが、今年度は「お弁当を一から作ろう」と考えています。つまり、お米や野菜を育てるところから。

そんな中、「カレーライスを一から作る」というドキュメンタリー映画の存在を知りました。

先生に相談したところ、全校生徒で一緒に見る場を設けていただき、5月31日上映会を開催しました。

映画上映会の前に、フードハブ・プロジェクトの活動について全校生徒に話しました。

 

–映画を観た高校生の感想–

映画より:課外ゼミの説明会の様子

「本当に1年以内に作ることができるのかドキドキしながら見ました。」

「頭では分かっていても、実際映像を目の当たりにすると、本当に自分も関わって体験しているような感覚になりました。」

「普段、農業高校という事もあり畑で農作物に触れ合い学んでいる私達ですが、正直、何のために、どんな目的で育てているのか考える人は少ないと思います。ですが、今日の映像を観て命のあり方や『食材』の見方、私達がいつも口にしている食べ物たちのルーツを知り改めて考えようと思えることができました。」

映画より:土を起こすシーン 

「野菜を育てることは学校の授業でしているので私たちにもできると思った。」

「最初はおもしろくなさそうだとかつまんなそうだと思っていた。けど、見てみるとおもしろかった。」

「野菜やお米を最初から作っているのを見て私は正直にめんどくさいと思いました。でも見ているとだんだんと命の大切さが分かったり、ごはんを食べるにはこんなにも大変だし、時間がかかることがよくわかりました。」

「映画を見るまで一から作るということがどういうことかよくわかりませんでした。スパイスも作ると知った時はすごく驚きました。たどりつくまでに約9ヶ月もかかっていることがすごかったです。」

「大学生が一つ一つ問題を解決していく所がすごいなと思いました。」

映画より:とうがらしの収穫

「野菜が大きくならないと言ってなげくシーンは家で家庭菜園をしているので気持ちがわかりました。」

「心が折れることなく企画を進められたのはすごいと思いました。」

映画より:雛から育てた烏骨鶏

「自分が動物を飼ってて殺せとと言われても殺せないと思う。たとえ家畜として育てていたとしても私には無理だと思った。」

「鳥や野菜の種を買ったりして育てている姿を見て興味もわいたし反面少し怖いとも思いました。あそこまで思い入れのある鳥を殺してしまうのは、とても苦しかっただろうしとても怖かったんだろうなぁ〜と思いました。家族や身近な人にも伝えていけたらいいと思います。」

「お肉も一からだったので鳥を殺すのもかわいそうと思ったし、食欲も少しなくなりました。あたり前に食べているお肉は、加工がされているので普通に食べられるけど一から育てると少しは愛着もわくし普通には食べられないと思いました。」

映画より:鳥の首を切るシーン

「その鳥は大きく育ち、私達人間が殺して食べる。そのシーンは少し気分が悪くなったけど 見ようと決心して見ました。」

「鳥を殺してしまうところはちょっと気持ち悪かったけれど、こういう人がいないと自分たちも肉が食べられないから尊敬しました。」

「この映画を見て自分が今生きていることはたくさんの命を頂いているとあらためて認識しました。」

「最初に自分はカレーライスを一から作る意味はあるのか、カレーである意味はあるのかと思っていました。でも、カレーならいろいろな食材を使っていてそれを一から作るためにいろんな人とかかわっていけるからだと考えました。」

映画より:完成したカレーライス

「家で作って食べたものも、外で買って食べたものも、それがどこでどのように作られているものなのか、意識せずにいました。関野さんは『一から作ることで気づくことがある』と言っていました。僕は人間1人では生きられないということだと思います。」

「この映画を見て思うことはやっぱり、カレーライスを作るにも他の料理を作ったりする時でも自分たちの知らないところでなくなっている命を責任もって料理し食べているんだなと実感しました。」

高校生×フードハブの今後の活動(予定)

映画を観た高校生たちとのこれからの活動は

◎ 一からお弁当をつくる(生活科3年生)

◎ 一から加工品をつくる(生活科2年生) を予定しています。

高校生と一緒に活動をしながら、わたしたちフードハブメンバーも考えたり、迷ったり、悩んだりしながら進んでいきたいと思います。

 

今回、全校生徒で観る機会を設けてくださった城西高校神山分校の先生方、ありがとうございます。
株式会社ネツゲンさま、貴重な機会をありがとうございました。

なお、一般の方々を対象に「カレーライスを一から作る」の上映会を開催します。

6月18日(日)16:00〜(かま屋にて)
上映会に関する詳細は、こちらをご覧ください。

この日誌を書いた人

樋口明日香

食育係/パン先生
樋口明日香 (ひぐち あすか)

食育係/パン先生。徳島市出身。神奈川県で小学校教員として働きながら「白崎茶会」認定のパン先生となる。2016年に徳島に戻り、フードハブの存在を知りビビッときて入社。「手を使うとおいしくなる人」を目指して自宅で日々のストック作りとぬか漬け実践中。

その他の活動

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