2017年5月30日(火)
小学校5年生のもち米づくり(5月17日:種を選別しよう)
前回 (昨年の取り組み)からの続き。
2017年5月17日<種の選別>
最初は種(タネ)!から始まるもち米じゃんけんから、今年度のもち米の授業が始まりました。70年以上自家採種をしたきた神山町の気候・風土にあったもち米(通称:よごれもち)。
20年以上前から小学校の前の田んぼで田植え・稲刈りに関わってきたフードハブ農業指導長・白桃茂と農業チームその他メンバーが加わり、今年も賑やかに始まりました。
6年生から引き継いだ種
神山町の白桃家で70年以上継いできたもち米。さらに、今年は昨年度の5年生(現6年生)が育てたもち米からとった種を使ってもち米を育てます。
種の選別
みんなで種の選別を行いました。
教えてくれるのは、農業長・白桃の祖父、白桃ひでゆきさん。昔からやっていた方法を教えてくれました。
機械や道具がなくても、身の回りにあるものでこうしてなんでもやってしまう先人の知恵、すごい。
戦後、塩は貴重品。手に入れるのは難しかったそう。地域の人たちが集まって大きなたらいに塩水を張り、順番にその塩水の中に種を入れて、それぞれ選別していたそうです。
選別するのにちょうどいい塩水が完成したら、いよいよ種の選別です。
沈んだ種は、植えられる種。
浮いてきた種は、残念ながらここでさようなら。
1人ずつ、少しずつ、やってみます。
選別した種を、洗う
選別した種。量は減ってしまったけれど大事な種です。
塩水がついたままだとよくないから、何度も何度もすすぎました。
学校内の廊下に広げて乾燥させました。種が重ならないように、何度か種を返しながら2、3日置いて乾燥させます。
乾燥させた種を預かり、
60℃で消毒。
そして32℃で発芽させて、いよいよ種まきです。
5月30日に実施した種まきの様子はまた次回レポートします。