産直!フレンズパークべにや長谷川商店「在来種のお豆の話」

かまパン&フレンズ

べにや長谷川商店 長谷川清美さん
べにや長谷川商店 長谷川清美さん

はじめまして。
東京のGinza Sony Park内に昨年11月末にオープンした、かまパン&フレンズ<ナチュラル物産館>でフロアやイベントを担当している新田です。

銀座のお店は、かまパン&ストアの店長をしていた弓削さんを中心に、日本各地から無添加の物産品や野菜、パンなどの食料品が産直で集まるお店です。

前職からのご縁やフードハブ・プロジェクトの活動を実際に観てみたいという思いから、昨年3月に神山町を訪問させていただきました。そこからの話がトントン拍子進み、この度フードハブ・プロジェクトやモノサスの皆さんと一緒に働くことになりました。

かまパン&フレンズでは、普段店頭で販売している商品のつくり手の皆さんがお店にやってくるイベント「産直!フレンズパーク」を開催しています。つくり手さんの想いを聞くトーク、そして実際に話を聞きながら商品を買うことのできる直売イベントです。

記念すべき第1回目のゲストは「べにや長谷川商店」の長谷川清美さんをお迎えしました。長谷川さんは故郷の北海道遠軽町をベースに、元々は自家用で育てられていた在来種の豆をご両親や周りの農家さんたちと残し、その販売や豆料理の普及を通して多くの方に伝える活動を行われています。

当日は、在来種の豆とはどのようなものか、長谷川さんが現在に至るきっかけや活動の一環として行われている国内外でのスタディーツアーの様子など、たくさんのお話を伺うことができました。
その中でも私は、在来種の豆の生命力や在り方というものが長谷川さんにとって「生きる上での師匠のようなもの」というお言葉がとても印象に残っています。

当日の様子はInstagramからご覧いただけます。
「産直!フレンズパーク Vol.01 べにや長谷川商店 在来種のお豆のはなし」

お話を伺った後はかまパン&フレンズの店頭で、長谷川さんに直売を行なっていただきました。

普段はなかなかお目にかかれない様々な種類の在来種の豆、その豆を使用した甘煮缶、黒豆茶やきな粉などが並び、豆好きには堪らないラインナップとなりました。
また長谷川さんが監修されているレシピ本などもあり、実際にレシピを使用した試食も何種類かご用意くださっていました。

「豆」と聞くと手間が掛かりそう、扱うのが難しそうというイメージを持たれる方も多いと思います。当日お店に来ていた方は、長谷川さんから直接豆の下ごしらえのコツなどを伺えることで、「思っていたよりも簡単そう」「こういう使い方ができるんだ」と手に取ってくださるお客様が多い印象を受けました。
何よりも老若男女問わず、多くの方が楽しそうに長谷川さんとお話をされている姿が私たちにとっても嬉しい時間となりました。

この一年、新型コロナウイルスの感染拡大により、今までと生活のスタイルがガラッと変わってしまいました。なかなか自由に外出することなどもできなくなってしまいましたが、私たちはこれからも、その時々に合わせた様々なかたちで「産直!フレンズパーク」を開催していきます。

こんな時だからこそ作り手の皆さんと食べての皆さんがより強く繋がっていけるように。
そして少しでも、食の「安心」と「安全」いうことを考えてもらえるきっかけとなるように。
自宅や職場、東京でも神山でも、ちょっとした隙間の時間でも気軽に楽しんでいただけるような配信を行なっていきたいと思いますので、次回もぜひお楽しみに!

次回の産直!フレンズパーク
LAMP 菅原久美子さん
「特別栽培のりんごの話」
2021年1月29日(金)15:00〜
かまパン&フレンズInstagramより配信予定

この日誌を書いた人

新田悠子

かまパン&フレンズ フロア担当
新田悠子 (しんでんゆうこ)

鹿児島県出身。 実家が農業を営んでいた影響か、気が付けば飲食店や食品の販売など、“食”にまつわる職に携わる。 おいしいもの、それをつくる人に目がない。

その他の活動

前へ次へ 閉じる