2020年9月2日(水)
「神山の食の美味しさ」と「お互いへの関心」は
オンラインでも伝わる
こんにちは。神山つなぐ公社の秋山です。私は神山校に関心をもつ中学生向けに、町や学校の様子を伝える「地域留学体験イベント」の担当をしています。
神山校の寮「あゆハウス」にいる高校生も過去にこのイベントに参加しています。彼らはその経験を「出会う人たちがおもしろかった」「訪問したことでここに来ようと決められた」と言っており、神山に来ることを決める大事な機会になっています。
今年は新型コロナウイルスの影響で通常開催が難しいと思い、オンラインでの開催を試みました。イベントは画面を見ながら一緒にホットケーキをつくるというもの。「ただオンラインでホットケーキをつくるのではおもしろくない。育つ過程を伝えよう、神山校の授業を体験してもらおう!」と内容を考え、イベント前日までに神山校生たちが育てた神山小麦のホットケーキミックスと、町内産ブルーベリー、キウイすだちソースを参加者へお送りしました。
イベント当日は、県外の中学生に加えて、あゆハウスの高校生たち(以下、寮生)も参加。小麦を育て、収穫するまでのまめのくぼの映像を一緒に見るところから始まりました。寮生からは「大変だった、暑かった」という声。中学生は「農業が楽しいというイメージに変わった」と笑顔。その後、山田さん(フードハブ・おやつ係)にホットケーキの作り方を丁寧に教えてもらい、みんなでレッツクッキング!
寮生たちのガヤガヤ感で緊張感はほぐれていき、最後はトッピング闘争。互いに触発されながら「映え」を目指すなど、一番時間をかけたのがトッピングでした。出来上がったホットケーキを食べて、美味しさに仰け反る中学生。「神山に行ったらこれを毎日食べられるんですか?」の声に「毎日食べられるくらい自分で小麦を育てたらいい」と樋口さん。寮生からは「ぶっちゃけ、神山校に来る気はどのくらいある?」と突っ込んだ質問も。その答えは「100%」「90%」!
オンラインでも相手の姿勢や雰囲気は意外と伝わる。神山に訪れる前に、味わい楽しく交流する機会としてオンラインの世界はまだまだ広がりそうです。
神山校の寮「あゆハウス」はInstagramもしてるのでみなさんぜひフォローしてくださいね。