ちえちゃんの あんな野菜、こんな野菜
「春菊」(2018年11月号)

ちえちゃんのあんな野菜、こんな野菜つなぐ農園育てる

春菊
春菊

春菊は、地中海沿岸が原産。ヨーロッパでは観賞用に栽培されていて、食用にしているのは東アジアだけです。春に菊のような花が咲くので「春菊」と呼ばれます(観賞用の菊の花期は秋です)関西では「菊菜」とも呼ばれています。

春菊はハウスで通年栽培されています。鍋の美味しい季節が旬。出荷量は11月から2月がピークです。冬の春菊は、香りが強く独特の味がくせになりますね。寒さにあたり硬くしっかりとした茎や葉には、旨味がたっぷり。茹でればすぐに火がとおり調理も簡単。春菊(と鍋)の美味しい季節がやってきました!

生産者としては、春菊は少し繊細な野菜なので気を使います。夏は暑さにやられて葉先が黒く焼けてしまうので栽培が難しいです。冬は霜にあたると表皮がめくれて肌荒れして、傷むことがあります。育てやすい季節は春と秋。気候の良い時期で育てやすいことはもちろん、ストレスなくのびのび元気に育ち、美しい春菊が育ちます。ふんわりとした葉っぱ、柔らかい茎はまるごと料理できますよ。香りや味は、冬に比べると弱くなりますが、サラダにするとちょうど良い風味で、子供さんでも食べやすいです。春菊は加熱すると苦味が強くなるので、苦味が苦手であれば、生食や10秒程度の短時間加熱がおすすめです。春菊は、収穫後の傷みが早いので都市の消費地近郊が主な産地です。身近で育てられている新鮮な春菊が、いちばん美味しいと思います。

鍋料理以外でも、おひたしや和え物、炒め物、パスタ、サラダなど、いつも使っている葉物のように使うことができ、意外と!?万能。ビタミンやカルシウム、食物繊維などが豊富に含まれてる緑黄色野菜で、濃い緑色が食欲をそそりますね。お料理に活躍すると思います。季節ならではの春菊をお楽しみください!

この日誌を書いた人

大東 千恵

八百屋係/農園係
大東 千恵 (おおひがし ちえ)

その他の活動

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