2018年1月18日(木)
2017年度 神領小学校1年生の「冬野菜づくり」前編
2017年度最後の活動は、小学校1年生。
神山町に2校ある小学校の一つ、神領小学校・1年生の担任の先生から声をかけていただき、冬野菜づくりにチャレンジしました。その時の活動の様子を紹介します。
季節は、冬。
気温が低いので露地栽培は厳しい、との農業チームの判断から、寒さ避けのため無加温のビニールハウスの中で「野菜づくり」にチャレンジすることにしました。
野菜クイズ
ビニールハウスは小学校から子どもたちの足で歩いて20分くらいの場所にある、白桃家のハウスをお借りしました。
到着した1年生たち15名。種まきの前に、「野菜クイズ」から!
食べたことのある野菜もあれば、初めて聞く野菜もある。
よく知っている子もいれば、種を初めてみる子もいる。
15人の反応はまちまちですが、どの子も興味を持ってくれているように感じました。
ビニールハウスで育てるわけ。
なかなか本題の「種まき」にたどり着けない1年生。
いよいよ、種まき。
話を聞いたあと、ようやく「種まき」の話になりました。
よく知っている野菜はやはり食いつきっぷりがいいです。一番人気は「ほうれん草」!
「これくらい間をあけるよ」って大東の話をちゃんと聞いていた(ふうに見えた)のに、実際にやってみると種がドバッと。
さらには「ビュッフェみたいに次々と種のおかわりを取りに来た」ようです。
一面、ピンク色(←種の色)の場所、いくつか発見。「間引きの授業が必要やな」と大人たちで談笑しました。
種まきと違って、苗をスポットはめるやり方も体験できてよかった。
学校から離れているので、毎日観察することは難しいのですが、白桃家の1年生が「連絡係」になり、学校のみんなに野菜の成長を伝えることになりました。
さて、冬野菜は3学期中に収穫できるのでしょうか…。
たとえ収穫できなかったとしても、ぐんぐん成長しなかったとしても、「野菜を育てる」っていうことは自然や環境に左右されるもんだよ、と知ることができる。
もしかしたら、「もっと早い時期に種を蒔いていればどうなった?」って想像してみる子がいるかもしれない。
1年生の子どもたちが、この活動を経験して感じたり、気付いたりすること、それが、とても尊い。
一緒に「種まき」ができて楽しかったです!
白桃家のみなさん、先生方、ありがとうございました。
最後に…
朝早くから、授業のために場所を準備してくれた農業チームのみなさん、本当にありがとう!
感謝。
つづきはこちらよりご覧いただけます。
地産地食。
地域の農業を次の世代につなぐために「地域で育てて、地域で食べる」という意識を広めていくことが私たちの食育(つなぐ)活動です。
一緒に種から育てて、調理して食べる。その種を次に受け継いでいく。地域の農家さんや作り手、学校と協力し、大人も子どもも、地域も学校も一緒に「循環」を軸にした食育に日常的に取り組んでいきます。