レタス

ちえちゃんのあんな野菜、こんな野菜育てる

玉レタス(結球型)、リーフレタス(サニーレタスのような非結球型)、立ちレタス(白菜のように縦長いロメインレタス)、掻きレタス(成長に合わせて収穫するサンチュ)と色々な種類があります。
地中海から西アジア原産で、歴史も古く、紀元前5世紀頃!に食用されている壁画が残っているそうです。日本では平安時代から掻きレタスが栽培されていた記録があるそうですが、現在のようなレタスが一般的になったのは、食用野菜として需要が伸び始めた1970年代頃です。
(日本では一般的に「レタス」は結球型のものを指し、その他のレタスは「ちしゃ」と言い分けることもあります)

キャベツ(アブラナ科)の仲間のように見えますが、レタスはキク科に分類され、春菊やふきやゴボウの仲間なんです!どちらも冷涼な気候を好み、栽培方法も似ているのですが、植物学的に全く違う種類です。

茎を切った時に出る白い液の見た目から、レタスの語源は「牛乳」を意味します。和名はちしゃ(乳草・ちさ)。その白い液は、ポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり、体内のコレステロールの除去や肝臓や腎臓の機能を高めてくれるそうです。包丁で切るとこのポリフェノールが包丁の鉄で酸化して、切り口が赤茶色に変色してしまうので、手でちぎってくださいね。手でちぎると、切り口がギザギザになって表面積が増えるので、ドレッシングの絡みもよく美味しく食べれますよ。
(冷やすとペクチンという栄養素が固まり、よりシャキシャキした歯ごたえを感じられます。栄養素が流れ出ないように、さっと水に晒して冷やすのもいいですね。)

バタビアレタスという名前のレタス。リーフレタスの仲間。葉っぱが大きいので、巻いて食べるのにもよいです。

約95%が水分のため、栄養の量は少ないですが、免疫力を高めるビタミンCや、高血圧の予防やむくみを解消するカリウム、その他たくさんの栄養素が種類豊富にバランスよく含まれているので、毎日食べるとよいですね。血行をよくして体内の脂肪の酸化を防ぎ、若返り効果のあるビタミンEは加熱しても失われず脂溶性のため、さっと炒め物にしてもりもり食べるのもおすすめです。

家庭菜園では非結球型のリーフレタスが育てやすいです。神山町では雨による湿害や病気の可能性があるので畝を立てて。3〜4月と9月が植え付け時期です。(暑さがとても苦手で、真夏は長野や群馬の高原で栽培されているんですよ)苗から育てると30日程で出来上がり!キク科特有の苦味を嫌って比較的虫が寄りにくく(防虫ネットをかけると安心)栽培期間が短いので病気や害虫の大被害にあう前に収穫できるはずです!

この春のつなぐ農園のレタスは6種類!たくさん育てているのでお花畑のようになりそうです!葉っぱの形や厚みによる、歯ざわりや味の絡みの違いを味わって、フリルや色合いが美しく、華やかな見ためを楽しんでくださいね!さて、どんなレタスがお料理に入っているでしょう!

年明けに定植したつなぐ農園のレタス畑。暖かくなり、ぐんぐん大きくなりました。もうすぐもりもり食べれます!

この日誌を書いた人


nakaniwa@foodhub.co.jp ()

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