食堂の9月の産食率について。

9月は、夏から秋へと一気に季節が進んだひと月でした。

9月の産食率「54%」

前半は涼しくなりつつも、トマトや茄子、きゅうり、オクラなど、まだ夏を感じるような明るい色をした野菜の収穫が続きました。また、食堂でいつも使っているすだち鶏と神山鶏は、徳島県内にいくつかある鶏舎から順に出荷されているのですが、約2週間は神山町内で飼育されたものも入荷でき、前半の産食率は約70%でした。

9月に入っても、夏野菜はたくさんの収穫が続きます。香りのよいみょうがが加わる頃には、少し秋らしさを感じるようになりました。

後半は、肌寒く感じる日もあり、野菜は夏から秋への端境期になります。一時は収穫が追いつかないほどだったトマトが今季終わり、その他の野菜も採れる量や種類が少なくなってきました。春に収穫できた定番野菜の人参、玉ねぎも神山産のものがなくなってしまったことで他県からの仕入になり、後半は50%以下の産食率でした。

小さなものもありますが、甘くておいしい里山の会 上地さんのさつま芋。6月に一緒に苗を植えました。

端境期は、次の野菜が本当に待ち遠しくなります。少しずつ、さつま芋、椎茸、栗など秋の食材や、暑い時期には育つのがむずかしかった緑色の葉野菜が届く日がとてもうれしかったですし、これから出てくる秋野菜、新米も楽しみです!

この日誌を書いた人

浅羽暁子

食育係/管理栄養士
浅羽暁子 (あさば あきこ)

食育係/管理栄養士。静岡県出身。企業の社員食堂に7年間勤務。前職で出会った支配人の真鍋よりフードハブ・プロジェクト立ち上げの話を聞き、”町の食堂”に親しみを感じて参加。元気の源は食べることと、走ること。

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